2015年「相」決算 施設編

2015年の相鉄線を振り返る年末恒例企画、今回は施設編です。

車両・運用編 施設編 イベント編 周辺環境編

1.駅内外はグレーがキーカラーに 全駅刷新へ

2.横浜駅3番線ホームドア設置 2016年3月稼働

3.高架化工事は来年度に下り線が切り替え予定

4.行先案内表示装置は三ツ境に設置 筐体色はグレーに

5.ドアステッカー更新

6.瀬谷駅4番線下り出発信号機が稼働

7.2016年の施設展望

1.駅内外はグレーがキーカラーに 全駅刷新へ
  6月1日に発表された2015年3月期決算説明会資料では、電車の「YOKOHAMA NAVYBLUE」と共にグレーをキーカラーとする駅のリニューアルも記載されていました。前年に希望ヶ丘駅ホームの壁面が従来と異なるグレーに塗装されたことが結果的に前兆だったと分かり、さらにいずみ中央駅にグレー塗装の柱が、そして複数の駅でグレの筐体の飲料の自動販売機が登場しました。11月5日には「デザインブランドアッププロジェクト」として詳細なプレスリリースが発表され、最終的にすべての駅がこのパターンで統一されることが判明しました。現在は平沼橋駅ホームと和田町駅全体のリニューアルが行われています。



最初のリニューアルは平沼橋駅。思えば今の駅名標もここが最初でした。
運賃表も一部にグレーの配色が追加されており、イメージの統一が図られています。


駅舎の一部がグレーとなった和田町駅。2016年9月まで工事が行われる予定です。

関連リンク
2015年3月期決算説明会資料(相鉄グループ)
駅の内外がグレー基調で統一されるようです
「デザインブランドアッププロジェクト」が本格始動(相鉄グループ)

2.横浜駅3番線ホームドア設置 2016年3月稼働
  横浜市都市整備局の予算資料と相鉄自らの意見募集によって設置予定が判明したホームドアは、設備投資計画で改めて設置が公表され、すでにほぼ設置が完了して2016年3月下旬の使用開始の予定です。気になるのは、海老名・湘南台寄りの乗務員乗降スペース(乗務員が乗客と同じエリアへ出るための細い手動ドアの設置場所)が10号車・8号車に加えて6号車にも設置されている事です。都心直通線開業時あるいはその先に6両編成の導入されるのではないかという憶測が生まれ、一方でモヤ700の停止位置がこのあたりだからそのためじゃないのかという見方もあり、はっきりしたことは何もわかりません。
  なお、このホームドアも「YOKOHAMA NAVYBLUE」や駅内外のグレー化を起草した「good design company」がデザイン面で関与している模様です。残る1・2番線へは2017年4月以降に使用開始とのことなので、2016年のうちに設置が進められるのではないかと思います。



ホームドアは6号車にも先頭車が停止することを示唆する構造。それが意味することは、まだ不明です。

「good design company」のメンバーの方のツイート。

関連リンク
平成27年度設備投資計画が発表
横浜駅3番線でホームドア設置工事進行中
横浜駅にホームドアを設置します(相鉄グループ)
横浜駅3番線でホームドアの設置が始まる

3.高架化工事は来年度に下り線が切り替え予定
  天王町〜星川〜和田町の高架化工事は天王町駅周辺の工事が本格化し、トイレが改札外に仮移転しています。来年度はついに下り線の高架線への切り替えが予定されており、このタイミングでダイヤにも何らかの変更が行われる可能性があります。具体的には、現在は待避のない快速・各停も星川で副本線側の1番線に停車していますが、高架化されるとその必要がなくなります。また星川駅前後の時速45キロ制限も下りは撤廃可能となるため、瀬谷駅の時のように時刻が変化するのは間違いありません。また星川駅では上り線側でも高架線の構造物が姿を見せ始めており、2016年は星川駅を中心に上り線の上でも変化がみられると思います。



天王町の高架線アプローチと、星川駅3・4番線から下り高架ホームまで建設された構造物。

関連リンク
星川駅3・4番線の二俣川寄りでホーム延長作業中

4.行先案内表示装置は三ツ境に設置 筐体色はグレーに
  行先案内表示装置は三ツ境駅に設置されました。駅内外のグレー化方針に合わせて、装置の筐体はグレーになりました。ホーム上の装置はいずれも時計を併設しているのが特徴です。



駅全体のカラーがこの装置の今日退職と統一されるのはいつになるでしょうか。

関連リンク
平成27年度設備投資計画が発表
三ツ境駅に行先案内表示装置が登場 筐体はグレー基調
三ツ境駅に新型接近表示装置が登場
三ツ境駅の行先案内表示装置・新型接近表示装置が稼働

5.待合室は三ツ境駅で設置工事中
  待合室は現在三ツ境駅で設置工事が進んでいます。前回のさがみ野駅でやはり筐体色がグレー基調となっていることから同様の仕様になるはずです。

待合室設置工事中の三ツ境駅。

関連リンク
平成27年度設備投資計画が発表
三ツ境駅で待合室の設置工事が始まる

6.瀬谷駅4番線下り出発信号機が稼働
  瀬谷駅4番線(下り待避線設置前は旧3番線)には下り方面への出発信号機が設置されていました。下り待避線設置工事で撤去されていましたが、渡り線と共に再度信号機が整備され、稼働(再稼働)しました。かつてのような瀬谷〜かしわ台の試運転ダイヤは復活していないようですが、今後の使用状況に注目です。


元・瀬谷駅付近在住者としてこれは大きなトピックでした。

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瀬谷駅4番線の下り出発信号機が稼働

7.2016年の施設展望
  駅リニューアル、そして下り線高架切り替えへ

  2016年は、確定事項として駅のグレー基調化が進められます。平沼橋駅と和田町駅で完成する予定の他に1年でどこまで進められるかが注目です。そして高架化工事で下り線が切り替えられますが、これはあくまで平成28年度ということなので、2016年末の時点ではまだ切り替えられていないかもしれません。
  個人的に一刻も早い全駅設置を望んでいる行先案内表示装置、そして待合室は、設備投資計画での発表を待つしかありませんが、せめて2駅以上の設置にならないかと願っております。

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