2019年「相」決算 施設・その他編

 ついに相鉄・JR直通線が開業した2019年。今回も相鉄の1年を振り返る年末恒例企画、施設・その他についてまとめました。

車両関係編 施設・その他編

【新駅】
20年ぶりの新駅「羽沢横浜国大駅」開業
【廃線】
厚木航空隊線が廃線に 踏切警報機も撤去
【行先案内表示装置】
ホーム以外に改札前へ液晶モニターで増設も
【券売機・精算機】
直通開始前にそれぞれ機器更新を実施
【女性専用車】
設定号車・時間帯変更で夜の下りは取りやめ
【星川駅〜天王町駅】
エレベーター等の駅設備工事が進行
【PUDO】
オープン型宅配便ロッカーが設置される

【新駅】
20年ぶりの新駅「羽沢横浜国大駅」開業

 相鉄・JR直通線の開業により、1999年の湘南台駅・ゆめが丘駅以来となる新駅「羽沢横浜国大駅」が開業しました。現在は電車が日中毎時2本と発着本数が少なく、バスも直ぐ側にあった「羽沢貨物駅」バス停が「羽沢横浜国大駅前」に改称されたものの増発はなく毎時1本ないし2本。近隣にはコンビニすら無い状況ですが、全てはここから始まると思いたいところ。羽沢横浜国大駅から掘削が進む羽沢トンネルも新横浜駅に迫っています。





【廃線】
厚木航空隊線が廃線に 踏切警報機も撤去

 2019年に入ってすぐ、
厚木航空隊線で踏切警報器が撤去されるという動きがありました。南関東防衛局名義で廃線になった旨が掲示されていたため、廃線になったようです。2017年にアメリカから敷地が返還されていたものの、活用する動きはありませんでした。神中鉄道→相鉄本線の歴史を語る上で欠かせない軍事関連輸送の記憶がさらに遠くなりそうです。




【行先案内表示装置】
ホーム以外に改札前へ液晶モニターで増設も

 行先案内表示装置は予定通り平沼橋駅・西谷駅のホーム上に設置された他、従来ホーム上のみの設置だった駅など(西谷や改札階の装置が改札機から遠いところにある二俣川なども)の改札前には液晶モニター式の装置が増設されました。液晶モニターは駅番号の表示にも対応しており、相鉄・JR直通線の開業後は駅番号のない川越行き以外の直通列車では埼京線の駅番号も表示されます。




【券売機・精算機】
直通開始前にそれぞれ機器更新を実施

 券売機は2013年に更新されていましたが、直通開始を前に精算機と共に再度更新されました。券売機ではJRを含めた目的の駅を指定しての必要金額チャージに対応するという新しい機能が実装されています。また精算機は他社でも見られるようなICカードを置いて精算・チャージするタイプになりました。



【女性専用車】
設定号車・時間帯変更で夜の下りは取りやめ

 相鉄・JR直通線の開業に合わせて女性専用車の設定号車・時間帯が変更され、夜の下り列車への設定は取りやめとなりました。夜間帯の設定は元々首都圏でも設定事例が少なめで、相鉄の近隣でも東横線・みなとみらい線が副都心線直通開始時に設定を取りやめています。設定継続となった上りは4号車から最後部となる10両編成の10号車・8両編成の8号車となって、埼京線に合わせる形となりました。これで将来の直通が見込まれる東横線とは真逆の設定号車となったため、どう足並みを揃えるのかが気になります。



【星川駅〜天王町駅】
エレベーター等の駅設備工事が進行

  2018年に上下線の高架化が完了した星川駅〜天王町駅では、旧地上線の撤去や上り線沿いの留置線建設工事に加えて駅構内の設備工事も進んでいます。
5月には星川駅上りホームのエレベーターが使用開始となり、11月には天王町駅上りホームのエレベーターと階段の位置が変更されました。星川駅では明けて2020年1月中に上りホームのエスカレーターも利用開始となる予定です。




【PUDO】
オープン型宅配便ロッカーが設置される

 宅配便の再配達を減らす対策として注目されるオープン型宅配便ロッカー。その1つの「PUDO」が
4月に相鉄の一部の駅に設置されました。相鉄では2016年に日本郵便の「はこぽす」も設置しています。



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