2019年度設備投資計画が発表される

 4月25日、2019年度の設備投資計画が発表されました。12000系の増備など、全体として昨年度からの継続項目が中心ですが、9000系以外のリニューアル車両が登場するようです。

主な項目(◎今年度竣工予定の工事・○継続工事)
○ホームドアの設置全駅設置へ向けてホーム補強・TASCなどの準備工事を実施
○連続立体交差事業天王町駅・星川駅の駅舎改良や周辺道路の整備を推進
◎新型車両の導入12000系5編成10両を導入
○車両リニューアル今年度の施工は9000系など3編成
○駅舎のリニューアル南万騎が原駅
○海老名駅総合改善事業基礎杭工事および鉄骨工事・仮設駅舎の構築などを予定
○ホーム待合室の設置希望ヶ丘駅
○行先案内表示装置の設置平沼橋駅・西谷駅


 ホームドアの全駅設置へ向けては、昨年度に当初から12000系がTASCを搭載して製造された他、既存車両への設置も進められました。駅においてもいずみ野線でTASC地上子が設置されたとの情報が流れており、ATS-P導入時のようにいずみ野線で車両と地上子の動作を確認する試験を行うかもしれません。


 上下線共に高架化が完了した連続立体交差事業は、引き続き天王町駅・星川駅の駅舎改良や周辺道路の整備が進められます。特にバリアフリールート未整備の状況が続く星川駅上りホームへのエレベーター設置が急がれます(今年5月末までに供用開始予定)。


 新車はJR直通対応車12000系の残り5編成の増備が行われます。なお、「鉄道ジャーナル」2019年6月号では相鉄・JR直通線の開業までに用意されるのは5編成と報じており、6編成目の12106×10は直通線開業後に登場するようです。


 昨年度まで「9000系車両リニューアル」という項目名だったものが今年度は「車両リニューアル」となり、施工対象が「9000系など3編成」となっています。現在9707×10のリニューアルが進行中ですが、9701×10が対象外とされていることから考えれば残り2編成は昨年度までに制御装置・補助電源装置を更新した8000系8708×10〜8713×10のいずれかとなるでしょうか。9707×10のリニューアルが完了した後の車両センターの動きに注目です。


 ホーム待合室は希望ヶ丘駅に設置されます。特に下りホームは敷地がかなり限られているので、どのように設置するのか注目です。画像は同じように狭い敷地の中で設置された鶴ヶ峰下りホーム。こうしたイレギュラーな形態が増えることになるでしょうか。


 行先案内表示装置は平沼橋駅と西谷駅に設置されます。西谷駅は少なくとも相鉄・JR直通線の開業までには設置されるでしょう。

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