2021年「相」決算 施設・設備動向

 まだまだ大変な状況の2021年ですが、最後は年末恒例、相鉄の1年を振り返っていきましょう。施設・設備についてまとめました。

星川駅南北の新しい2階自由通路が供用開始
天王町駅改札口を新設 ホーム上屋を延長中
行先案内表示装置天王町駅への設置で全駅設置完了
お客さまご案内システム和田町・上星川・西谷・鶴ヶ峰の4駅に導入
TASC(定位置停止装置)区間ごとではなく形式ごとに使用を開始
東急直通関連各路線で8両編成対応化が進行中

【星川駅】
南北の新しい2階自由通路が供用開始

 星川駅はいったん出入り口を1階に集約した後、既存の2階自由通路を撤去し、新たな2階自由通路を設置しました。現在は2階の新しい北口・南口と、前述1階を「西口」として供用しており、さらに天王町駅寄りにも階段・エスカレーターの建設が進んでいてこれが「東口」になると思われます。



【天王町駅】
改札口を新設 ホーム上屋を延長中

 天王町駅はホームが全て本設の設備に切り替わり、5月には星川駅寄りに新たな改札口「YBP口」が新設され、副駅名称「横浜ビジネスパーク前」が導入されました。後述するお客さまご案内システムも他駅に先駆けて導入されたものです。現在はホームの横浜寄りに上屋を設置する工事が進んでいます。



【行先案内表示装置】
天王町駅への設置で全駅設置完了

 上記の天王町駅にはようやく行先案内表示装置が設置されました。2012年度から始まった行先案内表示装置の全駅展開はようやく完了しました。相鉄自身のせいではない事情もあるとはいえ、既存車両のYNB化や待合室設置のように中断状態の計画もあり、完遂したことは本当に良かったです。

【お客さまご案内システム】
和田町・上星川・西谷・鶴ヶ峰の4駅に導入

 同じく上記の天王町駅YBP口には当初からお客さまご案内システムが導入されていましたが、これが和田町・上星川・西谷・鶴ヶ峰の4駅にも展開されました。いずれも駅員配置が無くなったわけではなく、無人化とは状況が異なります。しかしいずれはこのシステムを用いて早朝深夜に無人となる駅があるかもしれません。


【TASC(定位置停止装置)】
区間ごとではなく形式ごとに使用を開始

 TASCも2021年に使用開始となりました。他社では区間ごとに導入していく事例が多いようですが、相鉄では形式ごとに使用を開始する方法が採られました。もちろん乗り入れてくるE233系7000番台も使用を開始しています。置き換え予定のため未搭載で残っていた8000系GTO-VVVF車が廃車されたため、現在は全ての列車がTASCを使用して運行されています。停車駅では概ね時速40キロ程度まで運転士が減速させ、その先はTASCブレーキで止める運用となっているようです。

【東急直通関連】
各路線で8両編成対応化が進行中

 東急目黒線やその先の各路線でも相鉄直通に向けた準備が進んでいます。東急では奥沢駅の工事が佳境を迎えており、既に2022年3月ダイヤ改正での待避線使用開始が発表されています。また目黒線の発車案内に両数表示が追加されました。南北線・埼玉スタジアム線・三田線でも8両編成の運行に向けてホームの改修が進んでおり、新年度早々の運行開始へいよいよカウントダウンという状況です。






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