まだまだ大変な状況の2021年ですが、最後は年末恒例、相鉄の1年を振り返っていきましょう。相鉄線内の車両動向についてまとめました。
新車の導入 | 20107×10営業入りと21000系登場 |
更新工事 | 10702×10が更新されるもYNB化されず |
廃車 | 8000系GTO-VVVF車が全廃 置き換えは一旦完了 |
2022年展望 | 久々に編成数純増へ 新造も一旦完了か |
【新車の導入】 20107×10営業入りと21000系登場
新車は昨年末に搬入された20107×10が営業入りして20000系が出揃った後、新年度に入り「21000系」の導入が発表されました。当初20000系の8両編成として公表されていたもので、このタイミングで20000系は東横線直通用、21000系は目黒線直通用と公式に明言されました。2021年は21101×8〜21104×8の4本が導入され、21101×8はすぐに東急へ搬出されて直通予定先の各路線を走行しました。
【更新工事】 10702×10が更新されるもYNB化されず
昨年から年をまたいで長野総合車両センターで機器更新を行った10702×10は、先頭形状こそ10701×10と同じになったもののYNB化も座席モケット・つり革交換も行わずに運用に復帰しました。8000系も廃車車両と残留車両の間で座席モケットのトレードが行われた以外に変化がなく、昨今の情勢による選択と集中で既存車両のYNB化は中止されたようです。現在10703×8が長野総合車両センターで機器更新中ですが、これも10702×10と同じ形態で復帰することになりそうです。
【廃車】 8000系GTO-VVVF車が全廃 置き換えは一旦完了
廃車は8701×10および8703×10〜8706×10の5本で、これにより8000系のGTO-VVVF車が全廃となり、機器更新を行っていたSIV搭載のIGBT-VVVF車6本が残る体制となりました。2018年の20101×10投入から4年間で7000系3本・新7000系6本・8000系6本・9000系1本、3形式4タイプ16編成という大量の廃車が発生しましたが、ひとまず置き換えは2021年を持って完了となりました。
【2022年展望】 久々に編成数純増へ 新造も一旦完了か
2022年(年度)は過去の情報から21000系が5本増備される見込みです。前述の通り置き換えるべき車両は2021年までに全て廃車されたため、この5本は東急直通に向けた純増数となり、2017年に20101×10が登場してからの一連の新車投入投入もひとまず2022年(年度)で完了となる見込みです。更新工事は8000系が更新を取り止めている状況なので、2021年と同様に10703×8が前面を改造後に運用復帰、秋か冬頃に10704×8が長野総合車両センターへ甲種輸送となるでしょうか。
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