東京メトロが南北線車両15編成30両を調達へ

 2022年度から南北線を8両編成化すると発表した東京メトロが、新たに2019年度に南北線車両の制御装置15編成分、車体30両分を調達する予定であることを発表しました。中期経営計画において新型車両の導入先として南北線は挙げられていないため、単純に考えればこれらは全て9000系の中間車だと思われますが、9000系は23編成在籍しているため、6両編成のままとして相鉄には乗り入れて来ない編成がありそうです。


 左上から時計回りに、9000系2次車〜5次車。これらは最新の第23編成から逆算すると、今回明らかになった調達数と同じ15編成。製造年が1996年から2009年までと最大13年の差がありますが、これらが8両編成化されることになりそうです。


 残る8編成は試作車と1次車が該当します。この8編成にはB修工事が施工され、内外装や制御装置を一新しています。これらは偶数番編成の中間車以外はいずれも1992年までに製造された車両で、2022年度には製造から30年が経つため、増結すると編成内での経年差が大きくなるので6両編成のまま残されそうです。

 南北線とほぼ一体的に運用される埼玉高速鉄道が当面は自社で8両編成を用意しない方針と思われること、また東急が目黒線8両編成化のプレスリリースで輸送力増強効果の試算に際し全列車の8両編成化を前提としていないことから、南北線・埼玉スタジアム線だけでなく、目黒線でも引き続き6両編成が相鉄直通非対応車として一定数残ると思われます。

相鉄線ニュースメニューへ 神横瀬鉄道写真館トップページへ

Copyright 2005〜 相鉄本線・いずみ野線 ALL Rights Reserved

inserted by FC2 system