JR直通開始は2019年12月を軸に調整との報道

 大晦日に大きなニュースが入ってきました。JRとの直通運転開始は1年後の2019年12月を軸に調整されていると、共同通信などが報じました。事実であれば既に直通開始まで日付の上では1年を切っていると思われます。以下、より詳しい記述がある産経新聞の記事を引用します。

JR東日本と相模鉄道直通、19年12月軸に調整
 JR東日本と相模鉄道が、東京都中心部の新宿方面と相鉄本線の海老名(神奈川県)などを結ぶ相互直通運転の開始時期を、2019年12月を軸に調整していることが31日、分かった。朝のラッシュ時などに直通電車がJR埼京線・川越線の川越(埼玉県)まで乗り入れ、都心部を経由して埼玉県と神奈川県をつなぐ方向で検討している。
(中略)
 相鉄はJR東への直通運転のために新型車両12000系を19年春から導入し、JR東は乗り入れ用に埼京線・川越線などを走る車両E233系で対応した編成を製造。
(以下略)


 この記述からは、最長でJR川越線川越駅まで直通すること、それが終日ではなさそうなことが読み取れます。では日中はどこまで行くのか、というのは気になります。大宮駅の埼京線の案内には「相鉄線」と思われる記述が確認された際はいくらなんでも早すぎるという声がありましたが、既に直通開始まで1年を切っているとなれば分からなくもない話です。

 また、後半の車両についての記述にもまだはっきりしない部分があります。相鉄が12000系を用意することは既に明らかですが、日刊工業新聞が今年5月に12000系と共に乗り入れ車両として予定と報じた11000系は触れられておらず、E233系も今後の増備車が対応編成であるかのようです。実際は既存のE233系7000番台107編成で相鉄に対応した保安装置やTASCを設置したことが確認されており、特に相鉄直通対応・非対応で分かれることはないと思われます。12000系のATACSのID番号が東京臨海高速鉄道70-000形の70番台に続くID-80番台を飛ばしてID-90番台としたところからも11000系のATACS対応=JR直通対応化が推測されていますが、この辺りは設備投資計画で明らかになるでしょうか。

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