直通対応化した20107×10が運用復帰
副都心線直通も対応?

 運用を離脱して車両センターで工事を行っている様子が確認されていた20107×10が運用に復帰しました。乗務員室内に複数の変化が見られ、直通運転に対応する機器が設置されています。機器類の表示などから、東急東横線だけでなく東京メトロ副都心線も走行可能となっているようです。一方、「西武」と「東武」の表記がシールで隠されていた保安装置切り換えスイッチはその表記のないものに交換されており、相鉄・東急直通線の開業時点ではこれら2社への直通運転は見送ったと思われます。



 改造後のクハ20007と、未改造のクハ20004。連結器の左横にある白いコネクタが1個から2個に増えたのが相違点です。なお、21000系は当初からコネクタが2個設置された状態で製造されています。



 運転台周りの全景。改造前と後で、ホーム確認用のモニターや無線機器の増設など、装備品が増えているのが分かります。



 運転台左手の駅名対照表が貼られていたところに直通対応用の無線操作盤が設置されました。操作盤の表記類は東急5050系で同じ三菱電機製のデジタル無線を設置した車両と同じで、当該車両は副都心線内でこれをデジタル無線機器として既に使用しており、改造後の20000系が副都心線の走行も対応していると思われます。


 運転台右手の防護無線の隣には液晶モニターとスピーカーのような機器が設置されました。副都心線の東京メトロ10000系・17000系では同じような位置に同じような機器が設置されていることから、これも副都心線内での使用を想定したものではないかと思われます。また、駅名対照表がこの位置に移設されています。



 改造後と前の保安装置切り換えスイッチ。改造前は右側に西武と東武の表記があってそれを隠した状態となっていましたが、改造後はパネルもレバーも交換され、西武と東武の表記は無くなっています。拡大してみてもシールで隠している様子は無さそうです。改造後もレバーのポジションは2つ分を残しているように見えますが、ひとまず西武線と東武東上線への直通対応は見送られたようです。


マスコンキーの差し込み口には、東武と西武の表記が残っています。

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