5月27日、2020年度の設備投資計画が発表されました。鉄道事業ではホームドア3駅設置・20000系6編成導入・10000系リニューアルなどが挙げられています。 |
主な項目(今年度の鉄道事業は継続事業のみ) | |
○ホームドアの設置 | 二俣川駅・大和駅・湘南台駅に設置 |
○連続立体交差事業 | 天王町駅・星川駅の駅舎改良や車両留置線の整備を推進 |
○線路の改良 | 西横浜駅・相模大塚駅の分岐器交換を実施 |
○新型車両の導入 | 20000系6編成60両を導入 |
○車両リニューアル | 10000系1編成への施工を予定 |
○駅舎のリニューアル | 南万騎が原駅 |
○海老名駅総合改善事業 | 新駅舎の鉄骨工事・仮改札への切り替えなどを予定 |
○ホーム待合室の設置 | 西谷駅・希望ヶ丘駅 |
ホームドアは二俣川駅・大和駅・湘南台駅に設置する他、それ以外の駅でもホームの補強やTASCの設置などの準備工事が進められる予定です。8000系・9000系は置き換え対象外の車両へのTASC設置が完了しているため、10000系・11000系への設置が予想されます。 |
連続立体交差事業は、引き続き天王町駅・星川駅の駅舎改良や車両留置線の整備が進められます。車両留置線は上り線側で工事が進んでいます。 |
新車はいよいよ20000系の増備が行われます。今年度は6編成60両ということで、1年前の予定から変わらず10両編成を先に導入していくことになります。なお、今回のプレスリリースには「2023年度までに全16編成を導入する予定です。」と記載されており、12000系と同様に一部は相鉄・東急直通線の開業後に導入するようです。 |
車両リニューアルは10000系1編成を予定しています。おそらく、機器更新した10701×10が対象と思われます。夜間走行試験が予定されていますが、営業運転への復帰はさらにこのリニューアルを終えてからとなるでしょうか。外装ラッピングか塗装か、行き先表示器はフルカラーLEDとなるのか、また内装では8000系で簡易な施工に留まったものがどうなるのか、注目点が大変多いですがまずは夜間走行試験の成功を祈りたいと思います。 |
ホーム待合室は西谷駅と希望ヶ丘駅に設置されます。4月から新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため既存の各駅の待合室は全て閉鎖されていますが、設置そのものは引き続き推進していくようです。なお希望ヶ丘駅は昨年度の設備投資計画で設置予定として挙げられていましたが、全くと言っていいほど動きはありませんでした。 |
2012年度から始まった主要駅以外への行先案内表示装置の設置も天王町駅を残すのみとなりましたが、今年度は設置予定が発表されませんでした。昨年度は継続案件扱いとなっていたので、来年度以降に天王町駅も設置されるでしょう。 |