12000系の報道公開直後から一部のウェブ媒体で言及されていましたが、今月発売の鉄道雑誌各誌の記事より、相鉄・JR直通線の運用に11000系は使用せず、12000系のみが直通することが明らかになりました。 |
各誌で微妙に表現は異なっているものの、代表して「鉄道ファン」2019年6月号の記述を抜粋すると以下のように書かれています。 ・11000系は直通運転に必要な仕様を加えて製造した。 ・11000系製造時点では様々な運行系統が想定され、保安装置も未決定だった。 ・直通運転が具体化した時点で11000系についても検討したが、仕様検討や工期などの課題が多かった。 ・相鉄としてホームドア供用開始前にTASCを運用するため、車両代替を促進する意味合いも出てきた。 11000系を製造・増備した時点では不確定要素が多かったようですが、工期が延びて開業が先送りされる中でJR東日本が埼京線にATACSを導入したため、11000系を使用する場合は改造メニューが増えることになりました。また、自社事情として保有車両のTASC対応化を急ぐためには、11000系にTASC対応以外の改造メニューで長期的に運用離脱させるわけにも行かなかったということでしょうか。 |