2月26日、相鉄は相鉄・JR直通線(相鉄新横浜線)西谷〜羽沢横浜国大間の旅客運賃設定について国土交通大臣に認可申請を行ったと発表しました。JR東日本も、鶴見駅を運賃計算上の分岐駅として羽沢横浜国大〜鶴見間の適用運賃等について発表しています。 |
相鉄とJRの境界駅となる羽沢横浜国大駅。相鉄線として西谷からの営業キロは2.1kmとなります。また、羽沢横浜国大駅から西谷駅およびその他の相鉄線内各駅にまたがって乗車する場合は相鉄の基本運賃に30円の加算運賃が上乗せされます。 JR線としての羽沢横浜国大駅は、ホームがないものの直通列車が経由する鶴見駅との間の営業キロを8.8kmとし、隣接する線区と同じく電車特定区間かつ特定都区市内制度の横浜市内の駅となります。なお、現時点で公表されている内容では「横浜市内」を起終点とする乗車券で羽沢横浜国大駅から乗車、あるいは羽沢横浜国大駅で下車する場合、横浜市内指定ではない駅を経由しないと移動できないことになります。これに関しては塚本駅・加島駅に対する尼崎駅のような特例が設けられるのではないでしょうか。 |
羽沢横浜国大駅〜相鉄線内主要駅の普通旅客運賃 (大人・括弧内がきっぷ運賃) | |||||||
発駅\着駅 | 横浜 | 西谷 | 二俣川 | 大和 | 海老名 | いずみ野 | 湘南台 |
羽沢 横浜国大 |
225 (230) |
174 (180) |
204 (210) |
256 (260) |
308 (310) |
276 (280) |
358 (360) |
相鉄線内主要駅〜JR線主要駅の普通旅客運賃 (大人・括弧内がきっぷ運賃) | |||||
発駅 | 経由\着駅 | 武蔵小杉 | 渋谷 | 新宿 | 東京 |
西谷 | 直通線 | 476 (490) |
724 (730) |
724 (730) |
724 (730) |
横浜 | 390 (400) |
562 (570) |
724 (730) |
638 (650) |
|
二俣川 | 直通線 | 506 (520) |
754 (760) |
754 (760) |
754 (760) |
横浜 | 411 (420) |
583 (590) |
745 (750) |
659 (670) |
|
大和 | 直通線 | 558 (570) |
806 (810) |
806 (810) |
806 (810) |
横浜 | 474 (480) |
646 (650) |
808 (810) |
722 (730) |
|
海老名 | 直通線 | 610 (620) |
858 (860) |
858 (860) |
858 (860) |
横浜 | 524 (530) |
696 (700) |
858 (860) |
772 (780) |
|
いずみ野 | 直通線 | 578 (590) |
826 (830) |
826 (830) |
826 (830) |
横浜 | 494 (500) |
666 (670) |
828 (830) |
742 (750) |
湘南台 | 直通線 | 660 (670) |
908 (910) |
908 (910) |
908 (910) |
横浜 | 564 (570) |
736 (740) |
898 (900) |
812 (820) |
現在の横浜経由と直通線の運賃を比較すると、新宿駅への運賃が大きく変わらないことが分かります。日中は新宿発着となり、JR直通のアピールにおける最大の目的地ですので、「大差なく行ける」というのは大きいと思います。もちろん、小田急と接する大和・海老名・湘南台辺りからは直通開始後も小田急が大きなシェアを持つことに変わりはないでしょう。 |