2018年、相鉄線ニュースが取り上げた話題の数は昨年を上回りました。ということで、相鉄の1年を振り返る年末恒例企画、施設・その他編です。 |
西谷〜鶴ヶ峰〜二俣川間は地下化に決定 2016年3月に立体交差化が決まった西谷〜鶴ヶ峰〜二俣川間は、地下方式を採用すると発表されました。星川〜天王町間に続く横浜市による立体交差化であり、地下化としては1993年切り替えの大和駅以来となります。2019年は駅構造などの計画の内容が明らかになってくるのではないでしょうか。 |
西谷駅の配線が神奈川東部方面線に対応化 西谷駅は2018年の間に上下線それぞれの配線切り替えと停車位置変更が行われ、神奈川東部方面線に対応したものとなりました。ホームや留置線の工事は続いていますが、既に必要な分岐器の設置は完了しています。さらに民鉄協が西谷駅の鉄道駅総合改善事業への助成を要望したという動きもあり、2019年12月とされる直通開始後もまだ動きがありそうです。 |
星川〜天王町上り高架化 切り替え完了 2017年の下り線に続き、11月23日深夜(24日未明)に星川〜天王町間の上り線が高架化され、高架化切り替えは全て完了しました。2019年5月末まで星川駅上りホーム〜改札階のエレベーターは利用できない状況で、しばらくは駅員が移動に対応しています。 |
さがみ野駅にTASC地上子設置 試験的設置か 8710×10にTASCが設置されるのとほぼ同時に、さがみ野駅にTASC地上子が設置されました。実際にTASCを作動させた試運転も行ったようですが、地上子には「TEST」と表記されているため、さがみ野駅を含む区間でTASCを稼働させる際には別途地上子を設置し直すと思います。 |
後発ゆえに充実の機能 相鉄線アプリ配信開始 iOS8系以降で使えない問題を抱えていた相鉄アプリに代わって「相鉄線アプリ」の配信が始まりました。iOS 10、Android 5から使用可能となっています。東急線アプリと同じ株式会社アイリッジが開発しており(プレスリリース)、機能面も「Station View」や通知機能などに東急線アプリと同じものがあります。その東急線アプリを含む首都圏6社(JR東・東急・東京メトロ・小田急・西武・京王)のアプリは駅情報や列車走行位置画面の乗り換え案内から互いのアプリを呼び出せる「相互乗り入れ」を行っており、既に横浜で接続するだけでなく運行としての相互乗り入れも予定する相鉄のアプリがこれらの枠組みに合流することを期待したいです。 |
「相鉄グループ100年史」 オンラインでも公開 相鉄グループ創立100周年を記念して「相鉄グループ100年史」を制作したことが発表されました。過去に制作された社史は相鉄線沿線の図書館・学校へ寄贈されていましたが、今回は相鉄グループのウェブサイト上で公開されることになりました。12月18日午前10時より公開されています(下記の画像から遷移できます)。 |
行先案内表示装置の設置状況 ペースは遅め 行先案内表示装置は和田町駅・希望ヶ丘駅・かしわ台駅・星川駅上りに設置されました。和田町駅が昨年度の設備投資計画で言及され、星川駅上りが発表が無くとも設置は明白だったことを除けば、希望ヶ丘駅・かしわ台駅は特に言及の無いままの設置・稼働でした。今年度の設置予定駅である上星川駅・南万騎が原駅・弥生台駅・ゆめが丘駅・西横浜駅は今のところ設置されておらず、ややペースが鈍化しています。2019年12月にJR直通が始まるのならば設置予定の言及がない平沼橋駅・天王町駅・西谷駅も設置が急がれます。特に西谷駅はジャンクションとなる以上必須です。 |
待合室の設置状況 行先案内表示装置より順調 待合室は今年、西横浜駅と鶴ヶ峰駅に設置された他、弥生台駅で設置工事が進んでいます。3駅は全て今年度の設備投資計画で言及された設置予定駅で、こちらは順調に工事が進んでいます。鶴ヶ峰は下りホームで既存のホーム面積を削らずに屋外へ張り出す形で設置され、西横浜は狭い面積の中でスリムなものが設置されています。 |