12101×10クハ12101〜モハ12501が相鉄線内へ搬入される

 新型車両12000系の1本目・12101×10のうち、まずは1号車クハ12101〜5号車モハ12501が相鉄線内へ搬入されました。車両番号の付番ルールは20000系と同じく、各車の形式の百の位が号車と一致するようになっています。
 20101×10の搬入時はモヤ700にヘッドマークが掲出されましたが、今回掲出はありませんでした。6号車サハ12601〜10号車クハ12001は12月21日に相鉄線内へ搬入される予定です。


 先頭部。前照灯の輪郭がオレンジ色となっているのが目立ちます。今後20000系の増備車にも採用されるか、あるいは12000系独自の装備となるでしょうか。
 埼京線池袋〜大宮間で使用されているATACSに対応しているため、前面窓右下に「ID-91」の表記があります。ちなみに埼京線のE233系7000番台がID-30〜60番台、東京臨海高速鉄道70-000形がID-70番台を使用しています。なお、ID表記の書体はE233系7000番台や70-000形と異なり、9000系リニューアル車以降のDINベースです。


 ATACS車上無線装置。これまでに搭載された205系3100番台・キヤE193系(East i-D)・E233系7000番台・70-000形はいずれも改造による設置のため、当初からATACS対応で新造されたのは12000系が初めてではないかと思われます。


 営業線区として埼京線で使用されなくなったATCも搭載されています。E233系7000番台と同じATC/P統合型車上装置と思われます。


 1号車クハ12101、横浜方面・JR線直通時の先頭車。屋根にはATACSアンテナの他、2号車寄りに白いWiMAXアンテナも搭載されています。もちろん信号炎管も搭載。


2号車モハ12201。SIVは非搭載。


3号車モハ12301。パンタグラフは1基のみ搭載。


4号車モハ12401。SIV搭載。相鉄線内では設定時間帯に女性専用車として運用。


5号車モハ12501。パンタグラフは予備を含め2基搭載。


 クハ12101の乗務員室扉に貼られていたもの。こうしたところでは昔ながらの「STK」の略称がまだ使われているようです。


クハ12101に貼られていたJ-TRECのロゴ。


クハ7707とクハ12101。現役最年長形式と最新形式、この間およそ40年。



2018年12月19日 厚木にて

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