8710FにTASC設置 車掌スイッチも交換される

 全駅ホームドア設置へ向けて、車両へのTASC設置が始まりました。1番手となったのは8000系の制御装置更新も最初に施工された8710Fで、さがみ野駅に設置されたTASC地上子を使用し、かしわ台〜相模大塚(留置線)間で試運転を行いました。しばらく試運転に専念するかと思ったものの、11月30日から営業運転に復帰しています。
 当然、乗務員室にも運転台にTASC関連の表示灯が設置されましたが、それ以外の変化も確認できたので併せてここで紹介したいと思います。


 装置本体はATS-Pとの一体型となり、従来のATS-P装置を交換する形となっています。他形式でもこの形態で設置が進められることになるでしょう。


 運転台に設置されたTASC関連の表示灯。ここはATS-P稼働以前に相鉄独自のATSの表示灯が設置されていた箇所で、いわば遊休地を有効に活用した形です。


 予想外なことに車掌スイッチが交換されていました。20000系と同じく、ドアを開ける際に捻って押し上げるタイプです。JR直通車と10000系以外は最終的にすべてこの車掌スイッチに統一されるかもしれません。


 デジタル無線使用開始前に使われていた無線受話器が撤去されました。リニューアルされた9000系に続く撤去事例となります。


 ATS-P稼働前まで使用されていた列車選別装置も撤去されました。左側の鍵付きの箱は新設されたものですが、TASCに関連したものでしょうか。

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