2017年「相」決算 施設・設備編

2017年の相鉄線を振り返る年末恒例企画、2つ目は施設・設備編です。

車両・運用編 施設・設備編 イベント編

1.「改良すべき踏切道」への指定
2.横浜駅ホームドア整備完了
3.星川〜天王町間下り高架化
4.海老名駅リニューアル計画
5.EV更新・ES増設・乗換改札機…変わる大和駅
6.発車案内は相模大塚駅とさがみ野駅に設置
7.二俣川駅リニューアル計画
8.運行情報モニターの表示デザイン変更
9.西谷1号踏切閉鎖
10.全駅へのホームドア設置計画を発表
11.都心直通線羽沢新駅の名称は「羽沢横浜国大」に

1.「改良すべき踏切道」への指定
  1月27日に国土交通省から改正踏切道改良促進法に基づく改良すべき踏切道について国土交通大臣の第二弾指定が発表され、相鉄では初めて9か所が指定されました。今のところほとんど改良は始まっていませんが、後述のように西谷1号踏切は廃止され、現在対象の踏切は8か所となっています。


上星川7号踏切。西谷から横浜に向かって2つ目の踏切。奥を横切るのは国道16号で、拡張する計画があります。

2.横浜駅ホームドア整備完了
  2月21日から横浜駅1番線ホームドアが稼働し、横浜駅のホームドア整備が完了しました。他社線でばかり聞いていた「ホームドア点検」の遅延アナウンスも時折聞かれましたが、後述のように今後はホームドアの設置が一気に進められることになります。



3.星川〜天王町間下り高架化
  施設関係では2017年最大のトピックと言えるでしょう。初めて徹夜で切り替えの様子を見ましたが、寒かったです。上り線は2018年秋に切り替え予定なので、また見に行こうと思います。



4.海老名駅リニューアル計画
  北口の開設やホームドアの設置など、海老名市や国土交通省の資料から大まかな内容が分かっていた海老名駅のリニューアル計画について、相鉄から正式に発表されました。現在のホームの上に増築して、連絡通路などを含む3階建てになるとのことで、既にホーム上では蕎麦屋や寿司屋がなくなるなど、準備が進んでいます。




5.EV更新・ES増設・乗換改札機…変わる大和駅
  2017年は大和駅がいろいろと変化していく1年でした。まずはエレベーターが更新され、デザインブランドアッププロジェクトに基づく外観となりました。さらに海老名寄りの階段にエスカレーターを増設する工事が始まっています。そして最後に出てきたのが乗換改札機の発表で、都心直通に向けていつかは行われると思っていたものの、発表されたらやはり驚きました。エスカレーター増設と乗換改札機は2018年3月までに完成する予定です。





6.発車案内は相模大塚駅とさがみ野駅に設置
  2017年に発車案内が設置されたのは相模大塚駅とさがみ野駅でした。設備投資計画では和田町駅にも設置される予定ですが、年内には設置されませんでした。そもそも和田町駅は昨年度に設置計画があったもので、なかなか設置されないのが気になっています。




7.二俣川駅リニューアル計画
  新たな商業施設と共に駅舎の増築が進む二俣川駅は、新たな外観が見えるようになってきました。商業施設「ジョイナステラス二俣川」は大半が2018年4月にオープンし、駅舎2階部分は11月に追ってオープンとなります。



8.運行情報モニターの表示デザイン変更
  特に公式発表があったわけではないですが、各駅に設置されている運行情報モニターの表示デザインが変更されました。変更後はグレー基調となり、日英中韓4ヶ国語で情報が表示されるようになりました。相鉄でのトラブルは発生地点や遅延区間が路線図上に表示されています。




9.西谷1号踏切閉鎖
  都心直通線開業に向けて西谷駅付近の線路を切り替えるため、10月27日で西谷1号踏切が閉鎖されました。これで本線の切り替えに向けた工事が更に進められています。特に上り線は進捗が早く、星川〜天王町間上り線の高架切り替えと同時に切り替えられそうな状況です。



10.全駅へのホームドア設置計画を発表
  ホームドアは横浜駅への設置が完了し、その先は海老名駅への設置が分かっているだけの状況でしたが、11月2日に全駅への設置計画を発表しました。大手私鉄で全駅への設置を明らかにした事業者は東京メトロに次いで相鉄が二社目ですが、予定通りに設置されれば東京メトロより先に全駅設置完了となります。2019年度中に海老名、2020年度中に二俣川・大和・湘南台、その他の駅は2022年度中に設置される予定で、併せて駅と車両にTASC(定位置停止装置)の設置も進められます。



11.都心直通線羽沢新駅の名称は「羽沢横浜国大」に
  横浜羽沢駅に隣接して建設中の都心直通線羽沢駅の正式名称は「羽沢横浜国大」となることが発表されました。駅番号は「SO51」となります。一部のメディアではJR東日本のロゴが駅舎に併記された画像が掲載されましたが、現在は相鉄のCIのみが表記された画像ばかりです。相鉄とJRの境界駅となるはずですが、千代田線・常磐線の綾瀬駅などもJRロゴが併記されるので、実際の駅舎には掲げられるのではないでしょうか。


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